今回はSBというポジションに的を絞ってお話をしていきたいなと思います。
なぜSBかというと僕の現役時代のポジションだったからです。
地味なポジションですが、現代サッカーではかなり重要なポジションとなっていくでしょう。
SBといえば、誰ですか?
長友?ジョルディアルバ?キミッヒ?
などなどたくさんの選手がいると思いますが、その選手の特徴を考えながら読んでくれるとうれしいです。
そして今回はSBに必要な10の能力について話していきます。
ちなみにこれは、僕が監督だったら重視する項目を10個選んだものです
この優先度によってスタメンを選ぶということです。
では、行きましょう。
1.1対1の強さ(守備)
やはり、SBはDFの選手なので1対1で勝てることが重要になります。
ここでいう1対1とは、守備のことをさします。
僕もSBというポジションをやっていたのですが1対1が多いんですよ。
たいてい相手のサイドアタッカーと対峙することになるのですが、1対1に自信をもって仕掛けてくるタイプが多いので(むしろそれが仕事)そこの1対1で簡単に負けるようだとチームとして困ります。
ボールを奪えないなら、縦or中に進入させない(チームの守備の仕方によってやられたくないほう)ことが大切になります。
まずは、ここの強さが大切になります。
2.スピード
次にこれです。
相手のサイドアタッカーは、スピードを武器に勝負してくるタイプとテクニックを売りに勝負してくるタイプがいます。
トップレベルになれると両方兼ね備えていますが。。。
テクニックで勝負してくるタイプには、なんとかくらいついて粘り強く対応して、数的優位を作って奪うことがしやすいです。
しかし、スピードで剥がされたら対応の仕様がないです。
特にカウンターを受けているとき。
ベイルやロナウドなどといった異次元のスピードをもつ選手は、仕方ない面があるかもしれませんが、少し速いといわれている選手には追いつくくらいのスピードが欲しいところですね。
3.サイドをアップダウンし続ける運動量
僕の個人的なSBに求める優先順位は守備ですが、SBにも攻撃に出てもらいたいと考えています。
数的優位をつくる、味方のサイドアタッカーを助けるなどの意味があります。
ただ、困るのは前に出たはいいけど戻れないのは非常にまずい。
前半はいいけど後半はダメも困る。
できれば、SBで交代カードを使いたくない。
90分を通してアップダウンできる運動量はやはり重要になりますよね。
4.空中戦の強さ
SBって長友やジョルディアルバとか比較的背の小さい選手がやるイメージが多いですよね。
ただ、僕はSBに空中戦の高さを求めます。
あえてね。
なぜかというと、まずは守備面から話します。
サイドを崩された状況を考えて欲しいのですが、右サイドから崩されてクロスをあげられたとき左のSBはどこにいますか?
おそらくペナルティエリア内にいますよね。
そこに高いボールが上がったら、背の低いSBだとミスマッチが起きる可能性がありますよね。
賢いFWなら、ファーに流れて意図的にミスマッチを起こすかもしれません。
そこで、SBに空中戦の強さが求められるのです。
次に攻撃面です。
ビルドアップをしているときに、前からはめられてパスコースがなくなることがあると思います。
そこでSBに高い位置をとらせ、高いボールを送ると相手のSBやサイドハーフの身長が低い場合、ビルドアップの逃げ場所になります。
チェルシーのマルコス・アロンソや日本代表の酒井宏樹のがやっていることです。
また、動画見つけたら貼ります。
もちろんセットプレーにおいても空中戦に強いことは大きな武器になります。
SBにも空中戦の強さが必要になってきましたね。
5.戦術理解力
SBというポジションは攻撃も守備も高いレベルでこなしていかないポジションです。
チーム戦術をしっかり理解し、ときには応用をしていかないといけません。
具体的にいうと、逆サイドから、攻められたときは自分が最終ラインになるようにカバーの位置をとりつつ、ずるずるとラインをさげないようにオフサイドの駆け引きを相手とするといったことがあげられます。
めまぐるしく動く展開の中で正解をつねに探しながらプレーすることがSBでは大切になります。
前半はここまで。
後半も後日記事にするのでお楽しみに。
あなたの求める条件はなんですか?
そんなことを考えながら待っていてください。
ではまた!